ポテンツァ×エクソソームとは?期待できる効果やメリット・デメリットを徹底解説
記事監修医師プロフィール
AZACLI LABO研究所長 / 医師, 医学博士
金島秀人
- 医学博士
- 日本病理学会認定医
- 日本再生医療学会現会員
1983年、名古屋大学医学系大学院(病理学、免疫学専攻)修了。1986年より米国スタンフォード大学医学部に留学。その研究成果をもとに1988年、指導教授らとバイオベンチャー企業「システミックス社」をシリコンバレーに創設。1999年からバイオテクノロジー分野のコンサルタントとして独立し、日米両国のベンチャー企業支援、大手事業会社のアドバイザーに従事。日本のバイオ・ヘルスケア事業の推進を目指してきた。2016年より、活動拠点を東京に移す。
エクソソームは、近年注目を集めている最先端の再生医療の1つです。しかし、中には「エクソソームという言葉は聞いたことがあるが詳細は良く知らない」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、エクソソームをポテンツァという技法によって施術する際のメリット・デメリットを詳しく解説します。再生医療やアンチエイジングに興味のある方や、実際に施術を受けることを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
エクソソーム×ポテンツァとは?
エクソソーム×ポテンツァとは、ポテンツァの施術で肌にエクソソームを導入することです。
ポテンツァの施術は、先端の微細な針が皮膚の表皮を刺す際に塗布している薬剤も皮膚の真皮まで届けられます。肌トラブルの状態に合わせ、使用する薬剤を選ぶことが可能です。
エクソソームには、肌のターンオーバーを整える効果などがあるため、ポテンツァによる効果とエクソソームの持つ効果の相乗効果で、肌の若返り効果を期待できるでしょう。
エクソソームとは?
エクソソームとは、細胞から放出されるとても小さな顆粒状の物質のことです。細胞間や体液に存在し、全身を循環しながら遺伝子情報などを伝達していると考えられています。
エクソソームが放出される際、その放出源の情報を反映していることから「病気の診断や治療に利用できるのではないか」と現在も研究がすすめられています。
エクソソームには細胞の修復や抗炎症作用があるため、肌の線維芽細胞の修復に伴い皮膚のハリや弾力を担うコラーゲンやエラスチンなどの生成や、潤いを保つヒアルロン酸などの生成促進の効果に期待が持てます。また、肌荒れなどへの炎症抑制への効果も期待ができます。
ポテンツァとは?
ポテンツァとは、極細のニードルによって肌に小さな孔をあけ、その刺激と熱とによる活性化で美肌に導く施術のことです。ポテンツァは10種類以上の針があり、目的によって針を使い分けることができます。
施術の際、薬剤の導入を同時に行うことができることも特徴で、その選択肢の1つにエクソソームがあります。選ぶ薬剤によって効果も異なるため、クリニックでカウンセリングをして使用薬剤を選ぶことが多いです。
エクソソーム×ポテンツァの期待できる効果
ポテンツァでエクソソームを導入することで得られる効果には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、以下の期待できる効果について詳しく解説していきます。
- ニキビの改善
- 毛穴開きの改善
- 肝斑改善
- しみの改善
- シワの改善
- ニキビ跡・クレーターの改善
- 酒さ(赤ら顔・紅潮の改善)
- 肌の若返り
それでは、詳しくみていきましょう。
ニキビの改善
まず1つめの効果として挙げられるのは、ニキビの改善です。
ポテンツァは、ニキビの原因でもある皮脂腺を破壊、抑制することができます。一度破壊された皮脂腺は再生しにくいため、ニキビの根本的な治療に役立つでしょう。
毛穴開きの改善
次に期待できる効果として、毛穴開きの改善が挙げられます。
毛穴の開きの主な原因は、過剰に皮脂が分泌されることや肌の弾力の低下です。ポテンツツァによる刺激で皮脂腺を破壊し、皮脂の分泌は抑えられます。また、エクソソームの導入によって、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されるので、肌のハリやつやも向上します。
肝斑改善
肌の悩みとして多く聞かれるものの、治療が難しいといわれる肝斑の改善にも期待できます。なぜなら、肝斑の原因であるメラニンの生成が、ポテンツァの施術によって抑制されると考えられるからです。
また、エクソソーム導入によるターンオーバー促進効果も、肝斑改善に役立つ理由の1つです。
しみの改善
ポテンツァによるエクソソーム導入は、しみの改善にも期待できます。
シミの原因である色素沈着は、メラニンが過剰に生成されてしまうことで起こります。このメラニンの生成をポテンツァによって抑制することでシミの改善にもつながるのです。
シワの改善
シワの改善にも効果が期待できます。
シワができてしまうのは、肌の弾力を作り出すコラーゲンやエラスチンなどが減少し、肌表面のハリがなくなりたるんでしまうからです。
ポテンツァによってエクソソームをすると、コラーゲンやエラスチンの生成を促す効果を期待できます。定期的に施術を受け、紫外線対策に気を付けることでシワの改善にもつながるでしょう。
ニキビ跡・クレーターの改善
なかなか治らずに悩んでいる方も多いニキビ跡や、ニキビ跡などにできる肌のクレーターにも効果が期待できます。
ポテンツァによる刺激によって創傷治癒が促進され、エクソソーム効果でコラーゲンやエラスチンが新たに作られることで、徐々に健康な肌を取り戻していくでしょう。
酒さ(赤ら顔・紅潮の改善)
酒さ・赤ら顔と呼ばれる皮膚の赤みや紅潮は、その原因がいくつかあるといわれています。
その中でも肌の表面が赤くなり浮き上がって見える症状がある場合、その原因は毛細血管が拡張していることだと考えられます。
ポテンツァの施術によって真皮層の毛細血管に作用することで、新生血管の生成を抑制可能です。これによって酒さの症状の改善に期待できます。
肌の若返り
ポテンツァのエクソソームには、ここまで解説してきたようなさまざまな効果が期待できます。ニキビやニキビ跡の改善、しみやシワ、肌のたるみの改善など、さまざまな肌の悩みを解消してくれます。
肌全体の若返り効果は、エイジングケアに興味のある方にとってとても魅力的なものであるに違いありません。
エクソソーム×ポテンツァのメリット
エクソソーム×ポテンツァには、さまざまな効果があることがわかりました。それでは、具体的に施術を受ける場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここからは、エクソソーム×ポテンツァのメリットについて解説します。
少ない施術回数で効果を実感できる
ポテンツァにはポンピングチップが搭載されており、薬剤を効率よく真皮層まで導入することができます。また、高周波の効果によりコラーゲンの生成も促進され、自然治癒力も高まります。
このようにして、エクソソーム×ポテンツァは少ない施術回数でも効果を実感することが期待できるのです。
ダウンタイムが短い
ポテンツァは、先端にある微細な針を皮膚に刺して薬剤を導入するという施術方法です。細い針ですが、皮膚に刺さる際には多少の出血があります。
しかし、ポテンツァの施術では、針を刺すと同時に照射される高周波の熱エネルギーによって、出血が抑えられます。そのため、他の施術方法と比較してもダウンタイムが短くて済むでしょう。
細胞に対して直接働きかける
ポテンツァ×エクソソームは、血管新生、細胞活性、細胞修復促進など、細胞に対して直接働きかける効果があります。
あらゆる悩みに対して、体の内部から健康効果が感じられるというメリットがあります。
エクソソーム×ポテンツァのデメリット
ポテンツァの施術に使われるエクソソームは高価な成分であるため、どうしても費用が高額になってしまいがちです。
また、針を刺した刺激による赤みや腫れが生じることもあります。ただし、他の施術方法と比べてエクソソームの相性治癒効果でダウンタイムが短いため、症状は数日で治まることがほとんどです。
エクソソーム×ポテンツァはこんな人におすすめ
さまざまな効果が期待できるエクソソーム×ポテンツァですが、特におすすめするのは以下のような方です。
- 肌トラブルに長年悩まされている方
- エイジングケアに興味がある方
- 最先端美容を試したい方
- ダウンタイムは短い方がいい方
ニキビや肌荒れに悩まされ、薬やスキンケアを試しているという方は少なくありません。それでもなかなか改善しないという方や、最先端のエイジングケアに興味があるという方にはエクソソーム×ポテンツァがおすすめです。
また、施術を受けたあとも仕事などですぐにメイクの必要がある方などにも、ダウンタイムの短いエクソソーム×ポテンツァはおすすめです。
エクソソームとマックームの違い
ポテンツァは、微細な針を皮膚に刺し刺激を与えることでさまざまな効果が得られます。その施術の際、皮膚の表皮に塗布した薬剤を導入するドラッグデリバリーの効果も上乗せされます。
施術にはエクソソームだけでなくさまざまな薬剤が使用可能ですが、ここではエクソソームと並ぶ人気のマックームについて解説します。エクソソームとマックームには、どのような違いがあるのでしょうか。
エクソソームとマックームの違い
エクソソームは、肌のターンオーバー促進やコラーゲン生成によるアンチエイジング効果が期待できます。「肌の状態を若々しく保ちたい」と考える方にはエクソソームがおすすめです。
それに対してマックームには、コラーゲン生成だけでなく高い保湿効果やバリア機能の強化が期待できます。
マックームがおすすめな人
マックームには、ニキビ跡やクレーターを改善する効果が期待できます。普段から肌荒れを起こしやすい方や、長年ニキビやニキビ跡に悩まされている方などにおすすめです。
外用薬や内服薬、その他のスキンケアなど、さまざまな治療を試しても結果が出なかった方は、ポテンツァとの組み合わせにマックームを選ぶと良いでしょう。
ポテンツァの施術の経過
ポテンツァのメリットの1つとして、ダウンタイムが短いことが挙げられます。それでは、実際のポテンツァの施術を受けた際には、どのような経過を辿るのでしょうか。
ポテンツァの施術直後の様子から、その後効果が実感できるまでの経過についてまとめてみました。
期間 | 状態 |
施術当日 | 日焼け跡のようなヒリヒリした痛みや赤み、腫れなどの症状が見られることがある。赤みは3~6時間程度で軽減し、施術12時間後から洗顔が可能となります。 |
1~3日経過 | 赤みや腫れ、痛みはほぼありません。メイクでカバーが可能。保湿や紫外線対策をしっかりすることが必要。 |
2~4週間経過 | 肌のきめが整い始め、効果を実感し始める。 |
約3ヶ月経過 | 肌になめらかさが出て、効果が顕著になる。 |
6ヶ月以降 | 定期的にメンテナンスをする。 |
ポテンツァは、1〜3日後の早い段階から効果を実感し始めることができます。しかし、この時点ではまだ施術後のダメージも残っているため、保湿や紫外線対策などに気を付けましょう。
エクソソーム×ポテンツァに関するよくある質問
ここでは、エクソソーム×ポテンツァに関するよくある質問について紹介します。
エクソソーム×ポテンツァの施術後に献血はできますか?
エクソソーム点滴・血管内注射を行った方は献血をしないほうが良いでしょう。ただし、経皮治療(ダーマペンやポテンツァ・水光注射などの肌治療やAGA注入などの頭皮施術)のみであれば献血に制限はありません。
エクソソーム×ポテンツァは施術を何回受けると良いですか?
エクソソーム×ポテンツァの施術は、一般的に4〜6週間の期間を空けて3〜4回受けることが推奨されています。
効果を実感するまでの期間や、メンテナンスが必要になる時期には個人差があるため、クリニックで相談すると良いでしょう。
エクソソーム×ポテンツァのダウンタイムの症状はなんですか?
エクソソーム×ポテンツァのダウンタイムに現れる症状には、施術直後のひりひりした痛みや肌の赤み、腫れなどが見られます。また、ほてりなども現れる場合がありますが、いずれも数日で治まることが多いです。
その後は徐々に肌の状態も安定し、エクソソーム×ポテンツァの効果が実感できるでしょう。
エクソソーム治療をするならAZACLIがおすすめ
エクソソーム治療をするならAZACLIがおすすめです。AZACLIでは、エクソソームの第一人者で、上場企業であるセルソース株式会社(東証プライム 4880)の技術供与を受けて開発されたM2Pエクソソームを使用しており、従来品よりも抗炎症作用が高いことが特徴です。
現在多くのクリニックがエクソソームを取り扱っていますが、エクソソームの品質はさまざまです。エクソソームを含んでいるがその他の不純物も混ざっている混合物を、アンチエイジングの効果があると謳い提供しているクリニックもあります。
そのような状況下で、「どこのクリニックでエクソソーム治療を受ければ良いかわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな方には、AZACLIのM2Pエクソソームがおすすめです。M2Pエクソソームの特徴は以下のとおりです。
- 幹細胞のドナーは厳選された条件の若い日本人
- 活性度の高い幹細胞を厳選
- 厳格な規定を設定
- ロット単位でナンバリング管理
- セルソース株式会社がバックアップ
従来のエクソソームの中には、老化や加齢性疾患の原因でもある、全身の組織で生じる慢性炎症を促進してしまうものもあるので、闇雲に使用するのは危険です。
老化した幹細胞から抽出したエクソソームを使って治療をすると、炎症性のM1マクロファージの活性を高めてしまうため、かえって老化(炎症)を促進してしまいます。
その点、AZACLIでは、若い日本人のドナーの活性度の高いエリート幹細胞を厳選しています。M2Pエクソソームは、その幹細胞から抽出されているため、抗炎症作用があるM2マクロファージ活性の高い純度99%のエクソソームで、高い効果を期待することができます。
高濃度・高純度でアンチエイジング効果が期待できるエクソソーム治療を受けてみたいという方はAZACLIのM2Pエクソソームをお試しください。
まとめ
この記事では、ターンオーバーの乱れやニキビなど、さまざまな肌トラブルに高い効果が期待できるエクソソーム×ポテンツァについて解説しました。最先端の施術であるエクソソーム×ポテンツァは、そのダウンタイムの軽さや短さが大きな魅力です。
繰り返す肌トラブルを改善し、健康的で美しい肌を手に入れたい方は、この記事を参考にして、エクソソーム×ポテンツァの施術を受けてみてください。